孤高の伊賀濃厚味噌は超えてく｜上拓殖伊賀食堂

こちらのお店は、はるかに濃厚だった。

鉄板でお肉と一緒にうどんなども味噌で焼くスタイルは亀山がよく知られているが、こちらのお店は、はるかに濃厚だった。そしてリーズナブル、安い。

注文したのはミックス盛り合わせ（牛肉バラとホルモン、心臓、きも）２人前、ツラミ、そしてめし大、追加うどん１玉。これで堂々たるボリューム、二人で頂いてお腹一杯間違いなし。店主がボールを持ってきて、「ちょっと下がってください」と声をかけてくださる。いそいそと下がると、「もっと」とのご進言。そして、熱々の鉄板にお肉と玉ねぎ、お味噌を混ぜあわせたものが入ったボールから一気にジュワジュワ〜と乗せていくというよりも、バケツをひっくり返すが如く、その感動はどどどーとやってくる。

おー、ジュワジュワ〜、ジャ〜、フツフツ。。。鉄板が叫び、お肉がモリモリと乗せられた。あとはお肉に火が通るのを待つだけだ。しかし、なんとなくセコセコと鍋をつついてしまう。こんもりしたものを見ると平坦にしたいという欲求がどこからともなく湧き上がってきて、ツンツン、まぜまぜ、楽しいひとときである。

注意しなければいけないのは、一旦注文したらお肉の追加はできないということ。これでお腹がいっぱいになるという確信を持てるぐらいに注文することが求められる。しかし、このお値段は破格に安い。お肉もさることながら、感動的なのは「めし」、大￥１50、中￥140、小￥130。なんと￥10差のこの大中小は初めて見たような気がする。そして、ビールなどもセルフサービスではあるが、お店で購入するのとほぼ変わりの価格。

お店の張り紙に「旨いと安いしかない」と書かれているんですが、そこには事情もあるようです。こちらのお店かなり広い。しかし、お店のスタッフは１名、多くて２名をいうことだそうでで、たしかにそれは厳しい、手が回らない。注文をこなすことだけで手一杯で、行き届いたサービスというわけにはいかない。ただ、それでも少人数で頑張っておられる姿が素晴らしく、いただける料理が安くて美味しいというだけで幸せでした。

このお店への配慮とすれば、
・お店に電話しない。
・注文などを急かさない
・店内もピカピカのきれいでないということを承知しておく｜清潔ではあります。

大変美味しかったです。ごちそうさまでした。