サラブレットの憂鬱

丼会の王者といえばは知らずとしれたカツ丼です。

そして業界を引っ張るリーダーは牛丼。牛丼の脇にそっと寄り添うのが親子丼。ウルトラマン家族のように、父、母、キングと揃い踏み、素晴らしい。しかし、この丼会の悩めるサラブレットがいるのをご存知ですか?

父を牛丼に、母を親子丼にもち、ウルトラ家族でいうとウルトラマンタロウ。牛の旨味と卵とじという最強の取り合わせ、父が成し得なかった卵に熱を加えるというそのしたくを母の力をかりて成し得た、超エリート家族の中から生まれたサラブレット!それが「他人丼」なのです。

現状で言えば、おそらくどのメシ屋にあるメニューであるが、最も注文数の少なく、あまり大衆には受け入れていないのが現状でしょう。偉大な父と母を持ってしまうとなかなかその才能が認められないのはどこの世界でも常ですが、ま〜私が考えるに1番の原因はそのネーミングではないかなと。

良くない、そう、この「他人」いう言葉が、あまりにも良くない、よそよそしい。父母の「牛」「親子」と国民好感度アンケートのトップ10に入る言葉とは真反対の「他人」という響き。当然、父と母は他人であるわけだけども、しかしながら、この「他人」という言葉には温みが、家族の団欒感が無い。これは本人のせいではなく、父と母の失策、ちょっとした気の緩みであることは間違いないでしょう。

しかしながら、具材からみても実力が有ることは間違いない。というわけで、日本丼マーケティング協会の代表理事を努めます私としては、ここに「他人丼」の名称変更を促すものであります。ネーミング候補ではございますが、「牛卵丼(ぎゅうたまどん)」、「牛とじ飯(ぎゅうとじめし)」「牛鶏卵丼(うしけいらんどん)」こんなところでいかがでしょうか。

これで、おそらく専門のチェーン店もできて、日本国中に広まっていくことと思います。久々でしょ、他人丼の響きをく聞くのは。是非、この記事をご覧になった後はご賞味ください。


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