カレーのご飯をどこまで追いかけるのか?

カレー、誰もが大好きな一品。。。なんて考えたが、男性は絶対全員大好きと断言できるが、そういえば女性からあんまりそういうことを聞いたことがないような気がするけども、ま、それはいいとして。

どうしてもカレーはガツガツ感が出ますよね。すくっては食べ、すくっては食べ、この行為しかない。確かに福神漬けをいただく瞬間はあるのだけども、カレーに集中してしまうとその行為も忘れてしまいます。

カレーはルーとご飯のバランスが大切です。それを間違うと素ご飯になってしまったり、カレーソースだけをいただくような、悲しい状況になってしまいます。常にルーとご飯のバランスに細心の注意を図りながら、皆さんもスプーンを進めていくと思います。

さー、そして、その瞬間を迎えます。あ〜、フィニッシュ〜、美味しかった〜、さて、最後の一口、もぐもぐ、満足満足、今日のお昼は大正解だったとカレーのお皿をまじまじと眺めているとそこには必ず一粒ご飯が残ってる。

そう、それは最後の1粒の憂鬱の瞬間です。

最後のご飯の1粒をスプーンですくい取ることは簡単なことではありません。最後の一粒をスプーンで追っかけていく。しかし!!この一粒がどんどん逃げていく。いっこうにスプーンの上に乗る気配がない。

米粒の外側にはカレーがまとわりつき、その器の上をアイススケート選手のように滑走し、皿に薄く残ったカレーソースに何重にも幾何学模様のストライプを残しながら、スプーンで追いかければ追いかけるほどにその先へ先へと滑走していきます。

いつも、なかなかとすくい取ることができないときは、この最後の1粒についてお店の店主はどう考えているのだろうかと、その顔をちらりと見てみたりします。もしかしたら、最後の1粒を追いかけている私のことをくすっと笑って見ていたりすることはないのかなと。

お店の店主は最後の1粒を意識して、カレー皿を決定しているのでしょうか。私はそうあって欲しいと考えています。カレー皿がその皿の縁に近づくに従って少し盛り上がっている。それも、きゅっと一気に縁が上がっているものが理想的で、すっとさらえることができるのでホッと胸をなでおろすことができます。

しかし、本当にその配慮がないお店のお皿はいつ終わるともしれない米粒チェイスを繰り広げることになり、ある人はこの時に頭からアルファー波がでて、頭の中を般若心経が鳴り響き、トランス・瞑想状態に入り込み、このカレーサークルからしばらくの間、帰ってこれなくなる人がいるという話を聞いたことがありますから、古くはインドからでた仏教とカレー、やはり繋がりは深いようですね。

追いかけて追いかけて、あーもー。結局、回りをすこしキョロキョロして、スプーンを持った反対の手の指で、ピッとご飯粒をスプーンに乗せる。気持ちはシメシメ、やったぞ、とうとう乗った、あーよかったと指をぺっろっとひと舐めして、スプーンを口に運ぶ。

なんか、そのやった感が、その充実感が、す・ご・い・か・も。カレーってこの達成感でより一層美味しく感じるのかもしれませんね。 

あ!!、もう一粒あった。。。。。。


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