黒と黄

黒高級論、そして、黄色庶民派論。

黒のイメージは高級。食べ物で考えても、キャビア、松茸、トリフ、黒枝豆、黒スイカなどなど、高級食材には黒を相場が決まっている。かたや、黄色となると、バナナ、カレー、みかんと、皆まちがえなく庶民派に決まっている。。。決まってるかな?ま、そういうことで。

黒光りした松茸というと「お〜」と感心するが、黄ばんだバナナというと「あ〜」と残念がる。(決して下ネタではありません。)一部に数の子やサフランなど、黄色のくせに高級そうなものもあるが、それは無視しましょう。

そこで、僕はこれには何かその「色」の生い立ちに問題があるのではという考えに至り、あらゆる書物を読みまくり、研究に研究を重ねた結果、ついにその結論に達しました!!それは、黒はそのまま「黒」で通じるのに、黄色は「黄」に「色」という文字を追加しないということです。

「黄」それだけでは、自分は色であるという立場が毅然と表現できない。「黒のトリフが美味いね。」「いや、僕は白トリフかな。」黒はスマートなやりとりで終わる。しかし、黄色は「色」無しで使ったりすると「あのさー、黄の濃〜いバナナがいいよね」「えー、毛の濃〜いバナナなんて気持ち悪いじゃん」なんてことになりかねないのです。なるほどなるほど。

大阪・靱公園の付近のイタリアンでイカ墨のパスタをいただきました。イカ墨ってもの凄く旨味成分が多いらしいんですよね。香りはその海産系の肝的で苦味を感じさせつつありますが、実際はそのエグ味を感じさせない。丸くなく、果てしなく続く砂の水平線を滑っていくような味覚。最初はためらいますが、一回食べるとやめられなくなります。お歯黒注意ですが。
ではでは。


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