ナポリタンに惑う日々、何やらマイブーム

ここ半年間、なぜだかナポリタンスパゲティがマイブームです。

そもそも、好きじゃなかったんですよね、ナポリタン。　なんたって、中身がない、ほとんど炭水化物、具材が少なすぎる、しかも、ソースはケチャップという単純ぶり。なんて、昭和な手抜きのお昼ご飯、工夫のない食べもの、そもそも「スパゲティ」って、イマドキはパスタでしょって、馬鹿にしていたぐらい。しかし、ここんとこそのシンプルさにやられてしまって、毎日のようにいただくことに。

ま、いただくってたってそうです、コンビニの冷凍のナポリタンです。あのおにぎり、お弁当コーナーにあるやつじゃありません。あれは、なんとなく湯がいたやつをまた電子レンジでチンするのでなんとなく好きじゃなくて、それは除外。しかし、コンビニ大手はすべて冷凍のナポリタンがあるんですよね。でも、いつ見てもカルボナーラやミートは冷凍庫の中で在庫が少なくなっているんですが、ナポリタンは山積みになっていて、僕しか買ってないんやないかなと思うぐらいですが、定番として鎮座してくれています。

具材は玉ねぎ、ピーマン、ソーセージのスライス。しかも、１片、２片、入っているか入っていないのか微妙なぐらいの分量。そう考えるともしかしたら、具材はいらないのかも。そして、パスタ自体は中太、スルスルと入って、もちゃっとソースの味を口いっぱいに広げる。そう考えていくと、ナポリタンの醍醐味ってソースに尽きるかもしれないですね。結局はケチャップとそのプラスαのトマト感。その重量感だと思うんです。　

さて、セブン、ファミマ、ローソンと御三家のナポリタンですが、好き嫌い度でいうと第３位はファミマ、ケチャップが控えめでさっぱり。第２はローソン、すこしトマト感がありますが、それでもなんとなく他人行儀、迫ってくるものがない。そして堂々の第１位はセブンイレブン。ソースがケチャップだけじゃないですね。トマトのコクがすごく感じられて、心底ナポリタンを愛しているように感じます。濃厚でおいしい。

いつまで続くのかわかりませんが、マイブームの間はいただくことでしょうね。しかし、アルデンテとは無縁のスパゲッティ、イタリア人からは馬鹿にされているそうです、「どこがナポリやねん」って。いやいや、これはこれで旨いものなんですよ、ほんとに。

・

・

・