早春の、青空の下、蕎麦を打つ

蕎麦旨いこと、かくの如き。

3月最終の週末はちょっと寒気が戻ってきて寒むーという感じだった。

森の中を歩くと朝の風がすーっと駆け抜けていく。マフラーを忘れたが、「キーン」として首すじを通り過ぎていく感覚が気持ちいい。杉花粉はまだ飛んでるなという感じは否めず、鼻はムズムズしたままですが、まずまずいいお天気、早春を感じて心も軽くなった。
今日は播磨自然高原で毎月開催されているそば打ち会に参加。いつも道具から、材料から、調理の道具までご用意など頂いている高浜さんには感謝感謝である。

まず、そば粉と打粉を大きな鉢の中で一生懸命混ぜ混ぜ。どっちも同じ色なので混ざっているのか、混ざっていないのかがわからないので、とりあえず一生懸命にまぜまぜ。この工程を疎かにするとおそらくダマができたりしてしまう。ただ、完了が目ではわからないので、大体時間でこれぐらいでいいかなとこの工程は終了。

水を少しずつ加えながら掻き回していく。ぐるぐるガンガンかき混ぜる。すると徐々に粉が玉状に固まってくるが、この工程がかなり長い。ほんとにこのまま進んでいいのかな?と不安になるぐらいの感じでなかなか全体がかたまってこないが、ここは辛抱強く、焦らず、ただひたすら、ただひたすらかき回しつづける。

すると、チョコフレークの様になってきて、玉が大きくなり、そしてまとめてまとめて玉になるように持っていく。この玉になってところで、ここから重要なポイントのそばのコシを作る作業。この鉢の中でこねこね、こねこね。かなりの力仕事である。しかも、時間がかかるとそばが乾いてしまうので、必死こいてコネコネ。ぐぐっと力を入れて押しつぶしては、ひっくり返してまとめて、また、ぐぐっと力を入れて押しつぶしては、ひっくり返してまとめてと、この作業の繰り返し、かなり汗をかくほどです。

いい感じでコネコネ完了したところで、今度は伸ばしの作業。これもかなり難しい。平均的に伸ばしていかないとひび割れてしまったり、ちぎれてしまったり。そもそもまぜまぜのタイミングでの水分量が少なくてもひび割れの原因になりますので、生地の状態を確認しながら、慎重に長方形になるように、手前の端から先に向かって、ぐい〜と思っているよりもすこし力入れぎみで伸ばしていく。これがびっくりするぐらいに伸びていくから、やってみると癖になる感覚、結構楽しい。伸びたところで、くるっと生地を回して、さらの伸ばしていく。生地の厚さを平均的にするのが難しい。

次の工程は生地を切るタイミング、かなりかっこいい包丁、そばギリ包丁の登場ですが、写真を撮るのを忘れまった、残念。。。この蕎麦を切るのが一番集中力が必要である。まずは、蕎麦という細さに麺を切ること、そして、その細さが均一であること。これが上手にイカないとせっかくの蕎麦がうどんに、きしめんに、田舎そばになってしまう、慎重に、丁寧に、集中力を切らざす、淡々と同じ作業を繰り返す。

なんとかこの工程も無事切り終わって、その場で湯掻いて頂いて、大根おろしとネギとだしをたっぷり入れてぶっかけ蕎麦の出来上がりです。作業を開始してから小一時間。ちょっと早いですが、お昼ごはん、いただきま〜す。野外でいただく、自分で打ったそばは最高に美味いです。


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