直線と直角の美、カステラを頂いた

この直線と直角の美、すばらしい。

桐の箱に入ったカステラを頂いた。カステラは大好きで、ちっさい頃はよく食べていたが、こんなに高級なのはちょっと初めて。こんな美しいシェイプだと、ナイフを入れるのもはばかれる。

そこをぐぐっと押し切って、食欲のおもむくままにナイフを入れると、そのキメの細やかさに驚く。ナイフの刃とカステラの肌(生地)の摩擦から感じるつややかさとしっとりした感触にその期待感が湧き上がる。いやいや、素晴らしい。頂いてもしっとり、しっかり、甘さ上品で、いくらでもいただけそうな上質なスイーツです。

最近は、同じようなシチュエーションでいただくお菓子のバームクーヘンやロールケーキに押され気味。バームクーヘンであれば、デパートやスイーツの直営店でくるくると回転させながら焼く工程の機械を見せる展示をすることで、その存在感を大きくしている。カステラにもそういう派手なパフォーマンスをする工程が必要だ。

おそらく、もっと大きな一枚物のカステラがあって、それをカットしてこのい一片になっているだろうから、購入する人の目の前で、びっくりするぐらいの長〜い包丁でスパッとかっとして、この直線と直角をぐぐっとアピールしてくれると、「お〜」と皆さんも声を上げるに違いない。なんとか復権を期待しております。


ブログランキング・にほんブログ村へ食べログ グルメブログランキング
参加ランキングにClick!!してくれると、😄です。