コンビニあとには謎の台湾料理店

たまに無性に食べたくなる魯肉飯、台湾料理は大変好きです。

双連街魯肉飯
No. 5, Shuanglian Street, Datong District, Taipei City, 台湾 103

地方の国道沿い、間違いなくもともとコンビニであっただろうお店。今はほぼ外装はそのままに派手な看板をついてた台湾調理やさんになっている。そんな光景をみなさんも最近良く見ませんか?

確かに、台湾・中華料理、ネパール・インド料理屋さんはこのパターンが増えているような気がします。確かに駐車場なども整備されているのでお店として利用するならいい物件なのかもしれません。

さて、かなり地方のこのパターンの「台湾料理」のお店に行ってきました。

ちょっと興味ワクワク。台湾料理というぐらいだから、今日は小籠包でも焼き小龍包がいいかなぁ〜、変わった飲茶もあるかもしれないなぁ〜、魯肉飯は違いなくおさえておきたい!!などなど、ワクワク感で脳みそがいっぱい。にあにあしながら、お店に侵入〜。

「イラッシャ〜イマ〜セ〜」となんとなく海外っぽいイントネーションの挨拶が聞こえてきます。「コ↑チ↑ラ↑に↑ド〜↓ゾ〜↓」なんて感じでやっぱり店員さんは日本語がつたない感じで、中国系の方かなと。ますます期待がちょっと膨らみます。

かなりの期待感をもってメニューを開くと。。。。。あらら?

一般的な中華料理屋さんの域を出ない感じ。地方の中華料理屋さんではいただけなさそうな料理もすこしは並んでいますが、小籠包も無ければ、飲茶もなく、魯肉飯もない。しかし台湾にはない「台湾ラーメン」があったのが笑える。

しかし、このお店では「生野菜に近い」が高価ということが言える。バンバンジーが¥580というころで、ニンニクきゅうり和えが¥580。鶏肉ときゅうりが同じ価値観で並んでいる。

蒸して切って、キャベツとパセリを横に付け合せしたものと単純に切っただけのきゅうりが同じ価値観。さらには、おすすめの手羽先の煮込みが¥580、台湾風きゅうりが¥580。鶏とおそらく炒め、煮込んだ感じの手羽先とキムチと和えただけのきゅうりが同じ価値観。

 

そして、ネギとホタテ和えが¥580、切っただけのトマトサラダも¥580。あたりを見渡せば、きゅうりやトマトなんかはただでいただけそうな環境ではあるが、そこには地方でくすぶり続けるなにかの国境があるのかもしれませんね。

ま〜気を取り直して注文。台湾という雰囲気を感じたかったという期待感は別にして料理の味は美味しかった。餃子も具材のお肉に甜麺醤かなにかで味がつけてあるのか、何もつけなくても十分美味しくいただけました。(私は餃子そのままいただく派です)

さて、あとからやってきた家族8名連れ。どうもご近所の家族で3世代。皆でいろいろ料理を取って食べましょうと言うことのようです。中華はとりわけできるからたくさんで来ると楽しいよね、なんて感じで御注文。

「わたし、味噌ラーメン、わたしは醤油、唐揚げ大盛り、チャーハン、私はは八宝菜」。。。などと各自の注文は続きましたが、結果的にはすべて超日本的な中華風料理ばっかりだったこと。なるほど、こういう地方では、台湾料理の看板を掲げていても、ちょっと変わったものがいただける台湾料理のお店的中華なんでも定食屋さんが繁盛するのかもしれませんね。

食事を提供する側が、自分の考え(看板)にしばられずに、お客様が食べたいものを作って提供して、喜んでもらう。素晴らしい商売の基本だと感銘を受けた次第です。ごちそうさまでした。


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