GWツーリング②お花畑と青のり

GWツーリング２回め。コースはほとんど１回めと同じですが。。。

この季節、ツーリングをするといたるところで、お花畑が広がっています。いいですね〜、いい季節になったもんです。美しく、気持ちが上がる光景がみれて、ハッピーになってきます。

で、こんな美しいお花畑を見ていると、お腹がグーとなって、そのグーは視覚から入ってきたお花畑のイメージをそのままに気持ちはお好み焼きにグーグーと傾いていくわけです。

「お花畑→お好み焼き」が？という方もおられると思いますので、すこし解説しておくと、広い平原のなかでお花が咲き誇っている姿がお好み焼きの上で舞い踊っているおかかと青のりに重なってくるというわけです。

さて、お好み焼きというと少し考えていることがあるので、書いておきたいと思います。それは

「青のりの立身出世物語」

です。皆さんはお好み焼きの上に青のりをかけますか？
私はどっちかというとかけないほうなので、青のり団（青のり至上主義の一派）とは距離を置いていますが、このお話は感動のお話でしので、みなさまにもお伝えしたいなと思います。

みなさんもご存知のように、青のりといえば、お好み焼き、焼きそば、たこ焼きと大阪粉物一家と切ってもきれないご縁なわけです。ほとんどのお店ではかけてくれることでしょう。

さて、この青のりなんですが、私はこの３点の料理以外に出てきたことをあまりみたことがありません。

さらに
・なぜ粉物に青のりなのか？
・普通の海苔ではダメだったのか？
・乾燥パセリでもいいんじゃないのか？
という疑問が湧いてきます。

おそらくここには大阪粉物一家と青のり団には大きな癒着関係があるのではないかという疑念が湧いてくることでしょう。しかし、それは違います。

海苔は大きな１枚ものであればそれが高級の証であったりしますが、青のりが１枚ものなどをご覧になったことがありますか？僕はありません。青のりは常に細かくバラバラになった状態で販売されていると思います。そこが青のりの戦略でした。

粉物の上で、「あまり目立たないで、しかしアクセントはあるように、そして海の香りをふわっと出す」というのが大阪粉物一家が出した、粉ものの上にかけるものの条件でした。綺羅びやかな主役から脇役への強烈なプレッシャーだったということになるでしょう。

しかし、普通の海苔にはプライドがありました。やっぱりご飯の上にのせて、くるっと巻いて食べてほしい、ご飯の次の準主役は俺だと言うような。どう控えめにしても、妥協の産物である揉み海苔程度が精一杯。粉物にのせると主役の場所を大きく取ってしまうというあいいれない状態になっていました。

そこで青のりは自分のプライドをすてて、バラバラになることを選択しました。「自分の身を粉にして」というのをじでいったわけです。そうすることで粉物を引き立たせ、揉み海苔とのキビシイ戦いに勝ち、目的であった粉もん一家の身内になることに成功して、今の地位まで昇りつめたわけです。
これが、青のりの立身出世物語です。

しかし最近では、「青のりかけますか？」と訪ねてくるお店が増えています。さらにもまして、「鰹節どうしますか？」「マヨネーズどうしますか？」「ソースはどうしますか？」「豚玉ですが、豚使っていいですか？」「小麦粉使っていいですか？」などなど、も〜お店のオススメで作ってくれ〜と言いたくなるぐらいにお客様の好みを聞いて来るお店まで現れています。

これは、青のりに取っては由々しき問題です。これまで青のりをかけるかかけないかお店、主役の好み焼き側がが決めていました。ですから、粉もん一家と契をむずんだ青のりは必然的にかかっていました。しかし、最近ではその要否をお客様が選択するという時代になってきているのです。

昔から青のりは、その見た目、香りから食べている時には大変喜ばれるものでした。しかし、食べたあとには、前歯にくっついて、コントのように歯抜けみたいになったりして、厄介者扱いでした。特に女性にはこの状況が不評だったので、お客様円卓により、人気が急降下しているということです。

また、最近の新興勢力として韓国海苔軍団も海外から押し寄せており（一般的には海苔船襲来と表されている事件）、このようなキビシイ海苔情勢の中で青のり団の開発者たちは、歯にくっつかない青のり（超電磁青のり）を開発したり、ポテチ一族へのロビー活動を強めて「のり塩」をメジャーにする活動に尽力されたりと、日々慌ただしく活躍されていると聞いています。

青のりの未来は明るいとは言えないかもしれませんが、今を一生懸命に生きるという素晴らしい姿勢がクリーンでグリーンな青のりを輝かせれいるのかもしれませんね。

そういえば、緑なのに「青のり」とは。。。。